母が私にお寿司を再度頼もうか聞いてきたけど、
お腹ペコペコだしすぐにだも何か食べたいから断った
何も準備が無かったので、余っていた冷ご飯で私はお茶漬けにした
食卓は微妙な空気だった
兄嫁の前にはお寿司がおいてあったけど、
ずっと泣いていて手をつけない
食卓は無言
すると兄嫁が
「私へのあてつけですか…妹ちゃんだけお茶漬けなんて…」とボソリ
腹が立ったので黙ってお箸を置いて
食べかけの碗を横へ押しやり
たたじっと席に座って兄嫁を見つめた
母に
「よしなさい」と言われたけど、
兄嫁はワッー!と声をあげて泣き出した
「私のだけサラダ巻きだったくせに!
私が気づいたから妹ちゃんのってことにしてまで私をいびるんだ!」と叫び
事情を知らなかった弟も父もそれを聞いてドン引き
兄がいい加減黙れよと声を荒げて怒っていたけど、
兄嫁の泣き声が酷くなっただけだった
弟が食べかけの寿司をそのままに、
乱暴に席を立って外に出ていったので、
私も部屋に引きこもって顔を出さなかった
昼寝している間に兄たちは帰っていて、
兄からは謝罪の言葉とお詫びのお金が残されていた
兄はあんな被害妄想強い人とどうして
結婚したのかなと夕飯時に愚痴ったら、
高校だけ兄の下宿先から通ってた弟が色々と教えてくれた
(弟は兄の大学の附属校に通ってた)
「兄嫁がアニキに罪悪感植え付けるくらい
被害妄想炸裂させてたんだよ」と
有名人と会えるとか言われてヤリサーに
付いていくというバカなことして傷ついた兄嫁を、
偶然同じアパート住まいで顔見知りだった兄が介抱したんだけど、
それを兄嫁が被害妄想炸裂して
より傷ついたと言い出し、周りの女たちも何故か兄を責め、
兄はノイローゼみたいになって、
自分が悪いのかと責めまくって、責任感が強いから
責任感に駆られて結婚したらしい