703 :続き:2014/02/25(火) 12:33:01.97 0
トメ「ちょ!妊娠で来ないとか全然意味わからないでしょ!
何言ってるの!」って喚き出したら、
旦那が本当に悲しそうな顔で、
「母さん、俺、嫁子がなんにも言わないから、
こっち来ても上手く行ってるんだってずっと思ってた。
でも、嫁子の実家行くとさ、
嫁子の両親ほんとに俺のこと大事に可愛がってくれて、
俺の好きな酒とか食い物用意しててくれて、
いつも一番旨いとこ俺らに食わせてくれるんだよ・・・。
この前嫁子のお母さん、俺たちに刺身出してくれて、
義母さんのお皿みたら筋の多いとことか切れ端でさ、
でも、いつもニコニコしてんだよ・・・義母さん」
旦那が淡々と話してる横で、
なんかもう私涙止まらなくて、
旦那の方見たら旦那も泣いてた。
「嫁子の親父さんも、
俺と酒飲みながら、いつもニコニコしててさ、
嫁子の兄さん夫婦が来ても、
俺にしてくれてるように大事にしててさ、
キッチンで義母さんと義兄嫁さんと嫁子で料理してると、
俺たち男衆がやかましいなぁって
笑いながら言うくらい楽しそうでさ・・・。」
(兄嫁はかなり猛毒な親だったらしく
結婚と同時に実親と縁切りしていて、
私両親を実親と思って大事にしてくれて、
母ととても仲良しです。)
「母さんは嫁子に何をした?
何をしてくれてた?
俺がちょっと何か手伝っただけでも
「ありがとう~!助かったわ~」って言ってくれる嫁子の親に、
母さんは正々堂々と顔向け出来る?」
ウトメずっと俯いてしばらく沈黙。
その後ウトが頭を下げ、
「すまなかった。謝ってすむ問題じゃないが、
本当に申し訳ない。
母さんが嫁子さんに辛く当たっていることに
なんとなく気付いていたのに、
母さんを諌めなかった私にも責任はある。
縁を切られても文句は言えない。
お前達の自由にしなさい。」
その言葉を聞いて旦那はすぐに荷造り、
娘と私を連れて義実家を出た。
その間トメは俯いたまま一言も喋らなかった。