ある日
「嫁子さん、地元でも友達作らなきゃね。孫ちゃんの為にも」
とトメ友のところの嫁を紹介された。
正直友達にしたくないタイプだったし、
高額矯正下着のマルチもやってて、
買えと煩く言われたのできっぱり断ったら、
「断るなんて生意気だ!私の顔が潰れた!
あんたなんか友達もいないクセに!」
とトメが激高。
「友達ならたくさんいますよ。
夫くんより長い付き合いで、なんでも話せる大事な子です」
「どうせ息子ちゃんや私の悪口しか言わないんでしょう!
ろくでなしのアバズレばっかり!
そんな連中としか付き合ってないから
あんたもqあwせdrftgyふじこ!!!」
トメ脳内で思いつく限りの罵詈雑言を浴びせられた。
ろくでなし云々は勿論事実無根なので、
無視して家事をこなしてたんだけど、
風呂を洗いに行けば脱衣所でぎゃーぎゃー。
洗濯物を畳んでる横で仁王立ちでぎゃーぎゃー。
トイレにまで着いてきて扉をがちゃがちゃ、
まだ話は終わってない、出てこい!と喚く喚く。
ここで遅まきながらようやく私も切れた。
257 :127:2007/05/22(火) 19:06:40
家庭内の事だからと今まで我慢を重ねてきたけど、
なんで友達のことまで悪く言われて干渉されなきゃならんのだと。
「少なくともお前の息子よりは友達いるわ!!
ほっとけババア!」
トイレの芳香剤を床に叩きつけて反撃した。
盛大にふぁびょったトメを残して息子を抱え部屋に戻ったら
やりとりを聞いていただけの夫が追いかけてきて、
「お前言い過ぎだろ」
だってよ。
「はぁ?私がどんな事言われて、
私の友達まで悪く言われて、
あんたなーんにもしないでぼけーっとして
ただけで止めもしなかったのに、
なんにも聞こえてなかった訳?
あれも聞こえないの?」
階下からはトメが
「基地外嫁子ーー!!」って絶叫する声。
夫無言で俯いた。
結局この時は夫が、嫁子が謝ってる、
と嘘を吐いてトメを宥めた。
翌日からトメと話を聞いたコトメのいびりは激化したが、
それ以後も夫は私を庇ってくれずにまた我慢の日々。
そんな生活が6年続いた。
絶縁に至った経緯は私の兄の葬儀での事。
交通事故で亡くなった兄の葬儀は、
トメ実家との温泉旅行の日だった。
普通なら旅行自体を取りやめる配慮なりするだろうに、
大トメもトメ姉妹も楽しみにしてたらしく、
「嫁子さんが出れば大丈夫でしょ。
妹なんだし、私達は赤の他人だし。
旅行キャンセルなんて勿体ないし」
ってトメとコトメが言った。
私達家族だけ出ればいいやと思ったが、
なんと夫も旅行カバン持って玄関を出ようとする。