- 「そんなことはどうでもいいから病気治せ」と
- 言ったら、すごく真面目な顔で
- 自分が死んだら回忌法要とかしなくていいって。
- 葬式もできるだけ簡素にって。
- 既婚の妹に援助なんて
- 馬鹿なことしてる夫のこと
- 黙認してくれてありがとう。
- こんな病気になるんだったら、
- ちゃんとそのぶん私子に遺してあげたらよかった。
- 迷惑ばっかりかけた。
- 夫らしいことなんもしてあげられなかった。
- ごめん。
- ごめん。
- そんなことを、言った。
- これ書いてて思い出すと涙がでる。
- 義妹が見舞いに来た時、
- 「兄ちゃん死んだらどうすればいいのか」と
生活の心配ばかりしてたそうだ。
- 援助などすべきじゃなかった。
- 鬼と言われても拒否するべきだった。
- 兄としてやらなきゃいけなかったのは
- 妹に自分の足で立たせることだったと言っていた。
-
で、夫が亡くなったわけだけど。
- 相続の時に、義父母が3分の1、
- 私に3分の2。当然義妹に権利などない。
- もともとそんなに大した額の貯金はなかった。
- それは義妹を援助してたからなのに、
- 義妹「やけに少ないね」と。
- その言葉に義父が義妹の頬を叩いた。
- 義父母からは相続を放棄したいと
- 言ってきたけど、説得して受け取ってもらった。
- 当然の権利なんだから。
- 本音を言うと、
- 義父母の相続分は200万ぐらいで、
- それは大金ではあるけど
あとでもしゴタゴタするようなことがあったら、 - そっちの方が嫌だったから。