- だけど小学生の頃から育ててるし、
- 娘だと思ってきたんだけど
娘の方は私を金蔓としか見てないんじゃないかと - 感じ始めた丁度1年前、
- うちに帰ってきていた娘が
- 私が帰宅してることに気付かずに
友達と話してるのを聞いてしまったのね。
- 「えー、介護とか関係ないよ。
- 血ぃ繋がってないんだし」
- 「そりゃあお金は貰うよ。持ってんだもん」
- 私、わざと咳払いしながら台所に向かった。
- 慌てて電話を切って台所に来た娘は、
- 今までそんなこと言った事なかったのに
「暑かったでしょー。シャワー浴びたら?」だって。
- ああ、やっぱり私のことだったんだなって思った。
-
死んだ夫は結婚して2年目に、
- まだ30代で若年性脳梗塞で倒れた。
- それで無理が出来なくなって仕事を辞め、
- 亡くなるまでアルバイトだった。
- それでも生活してこれたのは、
- 私の正社員としての収入と
- 祖父母から引き継いだ不動産による
- 不労所得のおかげだった。
- (自宅も私名義の戸建て)
- 夫が亡くなった時、夫名義の遺産と
- 言えるものは殆どなく2桁万円の預金のみ。
そして保険嫌いだった夫が唯一入っていた - 外資系保険から出た500万。
- それらは全て娘が受け取った。
- (保険は娘受け取り、遺産は私が放棄)
- 娘は、親なんてものは死んだときに
- 子供が困らないように大きな保険に
- 入ってるもんだと信じて疑っていなかったらしく
- 酷くショックを受けていた。
-
その時はまだ私は自分が母親である意識があったから
娘に嫁ぎ先でお金で惨めな思いをさせたくなくて - 助けてと言われれば出していた。
- 甘かったのかも知れない。
- 今となっては、
- 「お母さんは今まで通りお母さんだよね」
- って言われた時、私は嬉しかったけど、
- 娘には打算があったのかもとすら思える。
- とにかく、あの日以来娘に対して
- それまでと同じ気持ちになれなかった。
コメント
恩とかなんとか、いい加減やめたらどうでしょう、やりたかったからやった。それだけですよ。介護は実の親子でもできない子はできません。期待する方が無理です。とても難しいことなんです。やはり、介護は国で取り組むことが必要です。
by 実母の施設入居から葬式までやりました。